雪街音楽メモ

聴いた音楽、気になった音楽、音楽の話題など、音楽のある日常を書きました。

CD『シベリウス:作品集』カラヤン、カム

シベリウス:作品集

シベリウス:作品集

シベリウス入門にもふさわしいオムニバスCD

ヘルシンキ放送交響楽団ベルリン・フィルの演奏、指揮はオッコ・カムとカラヤンシベリウス演奏に定評のある彼らの演奏で、シベリウスの有名曲が2枚組で収められている。「シベリウスの曲ってどういうもの?」ということが知りたいようなときにも、定番の曲を定評のある良い演奏でひとわたり聴きたいようなときにも、どちらでも満足のいくものになっているように思う。

特に有名な「フィンランディア」はカラヤン/ベルリン・フィルで、1964年10月にベルリンのイエス・キリスト教会でのレコーディングのもの。カラヤン流の押しの強い演奏ではあるがそれが曲のトーンに良くマッチしており、曲の始めの抑圧のトーンから輝かしく力強いエンディングへの変化、弦のトレモロの響きなどは感動的である。

収録曲

ディスク1
  1. 《カレリア》組曲 op.11
  2. 悲しきワルツ op.44-1
  3. トゥオネラの白鳥 op.22-2
  4. 交響曲第2番ニ長調 op.43
ディスク2
  1. 交響詩フィンランディア》 op.26
  2. ヴァイオリン協奏曲ニ短調 op.47
  3. 交響曲第5番変ホ長調 op.82