雪街音楽メモ

聴いた音楽、気になった音楽、音楽の話題など、音楽のある日常を書きました。

追悼 阪神・淡路大震災

阪神・淡路大震災から14年。神戸出身であの震災を街の片隅で体験した被災者として(被害は軽かったのだけれど)、1995年1月17日午前5時46分のあの震災は忘れることは出来ません。自分のなかで紀元前・紀元後のような感覚で「震災前」と「震災後」という時の区分があります。
震災犠牲者を追悼し、御霊の永遠に安からんことをお祈りいたします。
神戸大学マンドリンクラブの後輩で、地震でお亡くなりになった上野志乃さん、清水倫行くん(“ÁW=_ŒË‘åŠwŽl\Žll‚Ö‚Ì’Ç“‰Žè‹L)。生き生きと楽器を弾いていたお二人の姿を忘れることが出来ません。自分が生きていて、こうやって今もギターを弾いていられることが時々、とても不思議で、何か理不尽であるような気もします。自分にそのような資格があるのかと自分に問いかけたりもします。ただ、今この瞬間生きていられること、弾いていられることを大切にしたいと思います。

震災の直後に音楽を聴く気になれませんでした。耳が受け付けませんでした。上に書いたように、ただフォーレのレクイエムは聴くことが出来ました。
音楽と人間はどういう関係にあるのだろう。音楽は人間にとって絶対に必要なものと言い切れるのだろうか? 音楽は何のためにあるのか。
音楽は喜怒哀楽をあらわせ、情熱を込めることが出来る、音楽はパッションである。最近は、普段はそう思っています。それでも今も確信が持てません。人は音楽をどういうときに求めるのかと。