雪街音楽メモ

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ショパン「ノクターン第2番変ホ長調 作品9-2」

ショパン:夜想曲全集

ショパン:夜想曲全集

ショパンの超人気・有名曲 ノクターン夜想曲

ノクターン第2番変ホ長調 作品9-2」は1931年にフレデリック・ショパン(Frédéric François Chopin、1810年〜1849年)が1931年に作曲したピアノ曲。右手がメロディーを奏で、左手は3拍子のリズムを刻むが跳躍が大きく華やかさがある。難易度的には比較的弾きやすく、さまざまなアレンジでも演奏・使用され、「通俗名曲」として扱われるほどの超人気曲である。
優美で甘く穏やかなメロディーは親しみやすく、シンプルに提示されたあと徐々に装飾を加えて繰り返し登場し(ロンド形式)、静かなカタルシスに至るさまは甘やかに記憶に残る。

アシュケナージのこの「夜想曲全集」の演奏は、アシュケナージらしい美しく柔らかな音色、花が開くような華やかさ、繊細な叙情とそれを支える確かなテクニック、透明感があり、また、解釈等は中庸で自然である。「ショパンノクターンを聴きたい」というときのファーストチョイスの最有力候補といっていいだろうと思う。選んで間違いはない名盤である。


真央ちゃんのノクターン

なお、浅田真央選手の2006-2007SP(ショートプログラム)の使用曲「ノクターン」は、ブーニン演奏とのこと。こちらはより静謐感があるように思う。

浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック

浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック