DVD『ニューイヤー・コンサート1989』 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:カルロス・クライバー
- DVD ニューイヤー・コンサート1989 [DVD]
- CD
- アーティスト: カルロス・クライバー
- 出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)
- 発売日: 2008/11/19
- メディア: CD
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- CD、カルロス・クライバーが指揮したニューイヤー・コンサート1989年と1992年をセットにしたもの
- アーティスト: クライバー(カルロス),J.シュトラウス,Jo.シュトラウス,J.シュトラウス(1世),ニコライ,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2004/11/17
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
ウィンナ・ワルツの数々の魅力が楽しめる。
指揮者カルロス・クライバー(Carlos Kleiber。1930年〜2004年)は世界的指揮者エーリッヒ・クライバーの息子として注目され、
- 流麗なタクトさばき、魅力的な演奏
- 緻密な研究と、時間をかけたリハーサル
- 極度に限られたレパートリー
- 録音は極度に少ない
- 実際に振ったコンサートも数少ない(要求する音楽水準に達せられない場合やオケとの方針が合わない場合はキャンセル)
- 気難しい……
といったことで、つとに有名だと思う。
このDVDは、そんなカルロス・クライバーが初めてウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートに登場した1989年のもので(cf.ウィーン・フィルとの間のエピソード)、観客の熱狂的な歓迎と、それにこたえたかのような明るい指揮と華やかな音が印象的である。ウィーン・フィルの奏者もとても楽しそうだ。骨太で(軽やかに流れる演奏ではないとわたしは思う)生命感にあふれたウィンナ・ワルツやポルカの数々の魅力が楽しめる。
個人的には、
- しっかり聞こえるのに軽やかに中に消えていくような3拍目と、
- それを引き出す指揮
に注目した*1。
なお、弦楽器の配置は左から
- 第1ヴァイオリン
- チェロ
- ヴィオラ
- 第2ヴァイオリン
になっている*2。