CD『Monteverdi: Vespro Della Beata Vergine』(モンテヴェルディ『聖母マリアの夕べの祈り』)
- アーティスト: Michael Chance,Bryn Terfel,Claudio Monteverdi,John Eliot Gardiner,English Baroque Soloists,Ann Monoyios,Marinella Pennicchi,Mark Tucker,Nigel Robson,Sandro Naglia,Monteverdi Choir,London Oratory Junior Choir,His Majestys Sagbutts and Cornetts
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 1990/10/12
- メディア: CD
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- モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(晩課)(日本版)
- http://www.amazon.com/Monteverdi-Vespers-Blessed-Virgin/dp/B0015RWB1I/ref=dmusic_cd_album(一部試聴可)
- wikipedia:クラウディオ・モンテヴェルディ
- http://www.ne.jp/asahi/voce/home/Keireki/13thVespro/13VesproKaisetu.htm
- http://homepage3.nifty.com/classic-air/database/monteverdi/vespro%20della%20beata%20vergine.html
多彩な、心打たれる音楽
を参考にさせていただいて購入したもの。
モンテヴェルディ(1567年〜1643年)は16世紀から17世紀にヴェネツィアなどで活躍したイタリアの作曲家。音楽史では1600年前後にルネサンスからバロックへと音楽が移り変わると大勢から見なされている。モンテヴェルディはまさに彼自身もまた新しい音楽の歴史を切り開き、橋渡しをした人物といっていいのだろうと思う。
この大曲「聖母マリアの夕べの祈り」は多彩な作曲技法が駆使され、劇的な感情表現、ヴェネツィア楽派らしい壮大な響きの演出がある。グレゴリオ聖歌の定旋律も流れている。静かな楽曲もあるなかで、ルネサンス音楽最盛期のジョスカン・デ・プレ(cf.id:galanthus:20081209:1228748451)の曲などと比べると「不協和音」に聴こえてしまう、が、その分そこが目立ち、強烈な印象を受けるサウンドがくっきりと立ち現れる。