雪街音楽メモ

聴いた音楽、気になった音楽、音楽の話題など、音楽のある日常を書きました。

CD『ヴィラ=ロボス ブラジル風バッハ 第2、5、6&9番』

Bachianas Brasileiras「バッキアーナス・ブラジレイラス」

ヴィラ=ロボスの代表曲。

ヴィラ=ロボス:ブラジル風のバッハより第2番、第5番、第6番&第9番

ヴィラ=ロボス:ブラジル風のバッハより第2番、第5番、第6番&第9番

楽器編成や演奏形態の異なる9つの楽曲を集成した曲集ないしは組曲で、個々の作品の成立年代も1930年から1945年までと様々である。「ブラジル風バッハ」という日本語訳は、「ブラジルの民俗音楽とバッハの作曲様式の融合」というヴィラ=ロボスの意図をうまく捉えてはいるが、原題の「バッハ風・ブラジル風の音楽」という本来の意味を必ずしも反映してはいないため、現在では「バキアーナス(またはバッキャーナス)・ブラジレイラス」とも呼ばれる。

ブラジル風バッハ - Wikipedia

小節ごとに次々と拍子が変わったりなどリズムや旋律は民族風、しかし作曲様式等は対位法などが使われておりバッハ風だったりという「クラシック音楽」なのである。

色鮮やかでいて端正、そして次々と表情が変わる。リズム・拍子は変化しているのに、旋律は不思議と覚えやすい。さまざまな面が曲に含まれていることが面白く、奥が深く、強く惹かれてしまう。

ブラジル風バッハ第5番(ソプラノと8つのチェロのための) 1.アリア:カンティレーナ

Ária: Cantilena :ヴォカリーズに始まりハミングで復唱される有名な旋律。中間部の歌詞はルツ・ヴァラダレシュ・コレア(Ruth Valadares Correa)による。

ブラジル風バッハ - Wikipedia