加藤登紀子「帆を上げて」素晴らしい(CD『ほろよい物語 加藤登紀子オリジナル曲集 1968-2008』収録)
加藤登紀子「帆を上げて」に衝撃を受ける。素晴らしい。
の続き。
- アーティスト: 加藤登紀子
- 出版社/メーカー: UNIVERSAL J(P)(M)
- 発売日: 2008/10/29
- メディア: CD
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1枚目の13曲目、「第4話・冬空の恋物語。」として入っている「帆を上げて」という歌。さっき聴いたらずどんと胸に衝撃が来た。歌い出しの一言目から。なんだろう、この衝撃……ものすごく(良い意味で)ショックだ……。*1別れの歌なんだけどサウンドも歌声もすがすがしくて、広大で、海にこぎ出していくような出発の歌でもある。『ほろよい物語』には、1981年発売のオリジナルアルバム『Out of Border』収録分が収められているようだ。
海の歌は良いなあぁ。……
加藤登紀子さんの歌を知ったきっかけ
わたしが加藤登紀子の歌をそれと意識して聴き始めたのは、
- 中島みゆき作詞作曲で本人も歌っている「この空を飛べたら」を歌っている人だから
だからだった。
しかしそれは中島みゆきファンとしての逆転した物言いであって、正確には、「この空を飛べたら」はそもそもまず加藤登紀子への書き下ろし曲なのだった。1978年3月シングルとして発売され大ヒットしている─子供だった自分も知っているくらいに—。そしてその翌年発売の中島みゆきのセルフカバーアルバム『おかえりなさい』*2で中島みゆき本人が歌ったのだった。
この「この空を飛べたら」は日本の歌謡曲としては珍しく3拍子の歌で、それは「騎馬民族のリズム」であると(日本の歌の多くは農耕民族の4拍子である、とも)、どこかで加藤登紀子は指摘していなかったかな。記憶違いだったらすみません。
もちろん「知床旅情」や、「百万本のバラ」、ほかにも初期の歌や簡単な略歴なども知っている。映画「紅の豚」では声優としても歌声にも酔った。出演されたテレビ番組などもわりに拝見している。ずっと敬意も持っている。でも中島みゆきのファンであることに手一杯(?)で、加藤登紀子さんはみゆきさんよりも活動範囲(?)が広そうなので手を出さずに来た……という感じなのだった。
- http://www.shinseido.co.jp/kiji/katotokikoint.html…アルバム『ほろよい物語』に関する加藤登紀子さんインタビュー。内面的なことのほか、音楽面での変遷の話なども。参考になった。
―聴かせていただいて、聴けば聴くほど「ほろよいコンサート」は、あと30年くらいは続きそうな気がします。
http://www.shinseido.co.jp/kiji/katotokikoint.html
●面白いね。本当に、出来たら面白いね! 歳をとっても病気をしても、歌える自分でいたいですね。若い時とは確かに声なども変わってきていますけれど、そうした結果も受け止められるようになってきているから、大丈夫な気がします。神様しかご存じないことでしょうけど。
まだまだ歌ってほしい!
- Tokiko World|加藤登紀子 公式サイト…加藤登紀子公式ウェブサイト
- 加藤登紀子の「Out of Border」をiTunesで…「帆を上げて」が収録されているアルバム『Out of Border』iTunes Storeへのリンク。試聴可能。
- YouTube - この空を飛べたら…「この空を飛べたら」YouTube検索結果